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2007/01/12

県立図書館からの帰り道

虎ノ門での会議が、考えていたよりずっと早く終わったので、今年に入って最初の県立図書館訪問ということになった。

原稿のなかで使う文献のためだが、ほんとうは自分でその本を持っているはずなのだが、どうしても家のなかで見つからないのだ。最近はこのような状況が増えてきた。このようなときには、県立図書館がたいへん便利である。

横浜の場合、新しいものは市立図書館のほうが充実しているのだが、かなり古いものや、すこし学術系のものは、やはり県立へいかないと手に入らない。

いつも、桜木町から歩いていく。野毛を出て、「音楽通り」という将来良い町並みになりそうな通りをすぎ、かなり急な坂道を登っていく。坂の上に立つと、みなとみらい地区がすぐ手が届きそうに迫っている。

図書館の隣には、音楽堂があって、娘が吹奏楽団に入っていたころには、さまざまな演奏会に通ったものである。写真は、その音楽堂のガラスに映った県立図書館である。070112_131501

いくつかの書籍を参照して、それから、この原稿書きが終わったら取り掛かろうと考えている、次のテーマの書籍も渉猟して、頭の中がパンパンに満タンになったところで、伊勢佐木町へ場所を移した。

途中、今度閉店してしまうJAZZ喫茶「ちぐさ」の前を通りかかると、白髪の二人の老人が、「もう数十年来てないなあ」と言いながら、ドアを開けて入っていった。

帰りの道草の行き先は、まず有隣堂の本店。ここに寄って本を購入し、次に、馬車道のサンマルクカフェで読書というコースが好みである

このサンマルクカフェのあったところには、以前独立系の喫茶店があったのだが、閉店してしまった。けれども、店の内装はほぼ以前のままで、中二階にある、緑の白熱球電灯の下が、本を読むのに適しているのだ。

070112_152801_1 今日は、隣に言葉使いの巧みそうな男女の一団がいて、本を読むにはすこしうるさかったが、すぐに話を切り上げて出て行ってくれたので、その後、コーヒーを二杯飲むくらい長居をしてしまった。

おかげで、読書と、すこし持って行った仕事がはかどった。そういえば、この席では、何人かの友人たちと、半日以上席を占めて議論したこともあったな。

街のなかに、このように居心地の良い場所を持つことは、わたしにとって欠かすことのできないことだと思っている。人生のなかで、と大げさなことを言わなくても、日常のなかでちょっと落ち着いてものを考えることのできる場所は、必要だと思う。

もちろん、家で考えることができれば、それで良いのだが・・・。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。