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2006/10/11

古くて綺麗なビルディング

早稲田大学のO氏のブログに誘われて、有楽町三信ビルディングへ足を運んだ。放送大学の東京連絡所へ、月に1回ほど会議で出るようになってから、都心での行動範囲がすこし広くなったように思う。 

061011_192302三信ビルディングは、O氏が言うだけあって、ほんとうに綺麗なビル建築だった。夕方になってから行ったので、外見はあまり見ることはできなかったが、玄関を入って、1階の内装は、アールデコ調(と言っても良いのでしょうか?)の趣味の良い装飾であった。

ビルの中が、一つのパサージュになっていて、テナントが両側に配置され、全体がひとつの閉じられた宇宙を形成している。

3月には、取り壊されるということで聞いていたが、現在でも「New World Service」というカフェレストランが営業している。取り壊されるか取り壊されないか、という瀬戸際の不思議な空間を構成していた。

そこで、定食を食べた。床のタイルと座席の焦げ茶色には、やはり店の歴史を相当感じさせる。そして、何と形容して良いのかわからな061011_192301いが、蝶ネクタイで黒い服を着たかなり年配のウェイターのかたが、英語の発音よろしく給仕してくださるのだ。その様子は、このビルの雰囲気に似合っていた。

「お決めになったら、呼んでください」と言うのが、決まり文句らしい。

20050822light このカフェレストランの客達も変わっていた。窓際には、年配の男性と若い女性客のカップル、そして、外国から流れてきたような40歳代の白人男性、キャリア風独身女性、さらに奥には、疲れ顔の老年カップル、そしてこのようなレトロなカフェには付きものの、中年小母さんグループがたむろしている。おしなべて、長居をすることになっているらしい。

店のなかには、今日は使われてなかったけれど、中二階があって、欄干の装飾が焦げ茶色で、幾何学模様が白の壁に映えていた。それから、10本のアーム状の照明器具が美しかった。061011_181201

このビルだけは、取り崩されそうになったから、評判になった、というそこらのビルと明らかに違っている。行ってみればすぐわかることだが、ほんとうに古いことも実際認めるにしても、それ以上に、ほんとうに綺麗なビルなのである。

なお、10本アームの照明器具の写真は、「三信ビル保存プロジェクト」から借用しました。以下のサイトです。

http://www.citta-materia.org/sanshin.php

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。