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2006/09/19

盆地の交通事情

K市の朝は、かなり厳しい。ホテルを出ると、バス停の前の道は幹線道路らしくて、ものすごい車の流れである。

そのバス停で待つ間、車、車、車の列なのだ。路地から沸いて出て、その道路に合流してくる。無理もない、ここは盆地の真ん中なのだ。山の上から、中腹を抜けて、盆地のもっとも深い場所へ向かって、通勤客が朝一斉に集まってくるのだ。

かつては、バスが大勢の通勤客を乗せて、人の波を捌いてきたと思われるが、今では、家族で三台以上、車を持っているそうだ(社会人入学している学生の方に聞いた)。ひとりひとり全員が車に乗ったら、その分道路が混んでしまうのは、必然だ。

この街は城下町だけあって、ひとつの目的へ向かって、複数の入り組んだ縦の道が用意されている。放射線状とでも言おうか、さみだれ式とでも言おうか、いくつかの道に並行して、道路が造られているのだ。盆地の道路事情に合うように、自然の摂理がそうさせたのだと思われる。

けれども、問題なのは、油を注ぐ漏斗のように、最後のところで一点に集中してしまうために、身動きできなくなるということである。いかに迂回路を確保できるかが、課題なのだと見た。Bonchi

あまりに一斉に中心へ向かって、車が走り込んでくるので、その美しい集まり方に感動して、その後どのようにして一点から分散して去っていくのかを見ることができなかった。この次来たときにでも、観察してみよう。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。