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2006/09/01

おかねとさかな

今日は、足立区の放送大学連携講座の第二回目である。貨幣の信頼・信用というテーマで話をした。

先週、受講者の方がたに宿題を出しておいた。放送大学のスクーリングでもよく行うのだが、お金というもののイメージを書いてください、というものだった。

一枚だけ、たいへんユニークなレポートを書いてきた人がいた。それがどう見ても、さかなのイラストにしか見えないのだが・・・。ちょっと違う感覚の、これまでの授業では見たこともないような報告であった。

ご本人の想像力がユニークなのか、それともこのような自由な講座が成せる技なのか、いずれにせよ、講座を行う醍醐味のひとつである。

お金のさまざまな言葉を書き込んで、さかなのイラストとして描いてくださったのだ。お金のイメージは、ふつうはどのようなイメージになるのか。コインや紙幣を考える人が多いのだが、その場合には絵に描いてみるまでもないのだ。なにしろ、現代のお金は、図像としてはかなり完成されていて、それ以上イラスト化するにはあまりに個性がないから。

けれども、今回のイラストの魅力的な点は、さかなとしてのイラストを描いていて具体的なところも素敵だが、ほかにも特徴がある。一種の系統図にもなっていて、現代のお金の特徴を多面的によく描いて、分類している点である。言葉の配置に個性が出ていて、デザインとしてもたいへんきれいなのだ。

上の肉の付いている部分は、お金の本体であり、表に現れた一万円札や五百円玉、さらに外貨が書き込まれている。面白いのは、骨が系統を現わしていて、似たものは近く、異なるものは遠くに書き分けられている。

下の内蔵部分はこれまでお金に対して感じてきた潜在的なイメージが描きこまれている。半分から左は悪いイメージで、右半分は良いイメージである。多義的なお金のイメージをよく表現している。

このような細密なイラストを見る限り、たぶん相当楽しんで書き込んでいったのではないかと思われる。それにしても、聞くのを忘れてしまったが、「おかね」と「さかな」にどのような共通点があるのだろうか。

おそらく、その方の経験のなかでは、かなりダブるイメージとして、貨幣と魚は近い関係にあるに違いないのだ。もしかすると、魚屋さんかも!!!。

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