« フェスタ・ヨコハマ | トップページ | ウディ・アレンの「マッチポイント」 »

2006/09/13

虎ノ門の神社

今日は虎ノ門で会議である。ここには、放送大学の東京連絡所があり、ときどき打ち合わせなどに使われる。

この街は、大学院生時代のバイトで、約9年間通ったところで懐かしい土地だ。とはいえ、都心の、そのなかでも中心地だから、変化は激しい。いつも地下鉄からの階段を上るときには、どこの国の街にきたのかと錯覚を覚えるほど、異国の街になっている。今回も、NYの街角にあるデリカテッセンを組み合わせたような新しい食べ物屋が店を構えていた。

虎ノ門といえば、旧文部省ビルが角にあって、目印になっていた。現在は改装中で、これができると、また虎ノ門が変貌することだろう。

かつてのバイト先のとなりに、讃岐国丸亀藩あと地があり、そこに金刀比羅神社が建っている。これは変わらないだろうと思っていた。けれども、ここは変わらなくとも、周りが高層建築になってしまえば、自ずから環境は変わって、街のイメージも変わってしまう。

当時、とくに愛用したのが、この神社の隣にあった「あつおろしそば」を食べさせてくれる店であった。暖かいそばに、大根おろしがたっぷりと乗せられており、さらに、かつおぶしが山盛りに添えられていて、思い出すだに条件反射で唾液が出てくる。この店はビルに埋もれて今はもう無い。バイトの原稿書きで、徹夜して一晩で原稿用紙20枚、30枚と書いた。朝になって、目覚ましと栄養補給に抜群のご馳走だった。

この街の魅力は、ビルの街だというところにあることは認めざるを得ない。昔と比べると、背の高い綺麗なビルが多い。しかし、そのビルの下には、昔いきつけの古典的な喫茶店や、そば屋さん、げその美味しいすし屋さんが埋もれていて、歩いていると、ふっと姿をあらわし、目の前に浮かんでくるのは、わたしだけの経験ではないと思う。

« フェスタ・ヨコハマ | トップページ | ウディ・アレンの「マッチポイント」 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173786/11904000

この記事へのトラックバック一覧です: 虎ノ門の神社:

« フェスタ・ヨコハマ | トップページ | ウディ・アレンの「マッチポイント」 »

『貨幣・勤労・代理人』(経済文明論)

  • “「貨幣・勤労・代理人」"

社会経営研究配布中

  • 2015study

社会経営ジャーナル配布中

  • 2015journal

開いている講義    「社会的協力論」

  • cooperation

「音を追究する」第13回・第14回

  • art

「多様なキャリアを考える」第2回・第3回・第4回

  • cooperation

「グローバル化と私たちの社会」第11回

  • cooperation
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

Recommend

プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。