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2006/09/29

試験中の時間感覚

今日は、朝9時から始まって、15時過ぎまで、合計5コマの試験監督の日である。

例年、この時期に、夏期の看護科目集中講座の単位認定試験が行われ、わたしたちが試験監督を交代で行うことになっている。看護師の方に用意された特別の夏期講座だ。最後の試験を受けることで、これらの授業が完結する。

受講生の多くは、看護師であると思われるので、おそらく病院で会えば、笑顔を絶やさないのだろうが、ここではやはり皆きりりと気を引き締めているせいか、恐い顔を崩さなかった。

けれども、皆動作がきびきびしていて、日頃の職業態度がいかほどのものなのかを想像させられた。

ほとんどの受験生が、5コマぶっ通しで試験を受ける。大方の人は、よく勉強しているらしく、途中で答案を作成し終わり、教室を出て行く。けれども、毎時間必ず最後まで頑張って、教室に居残る学生もいる。

それぞれテキスト200頁ずつあるのだから、その5倍のテキストが頭のなかに入っているのだろう。居残る学生に、「頑張りますね。その教科書全部読んだのですか」と鎌掛けてみると、「そんなわけないでしょ。全部分かったら、すぐ出て行きますよ」と悪びれるところがない。

監督するほうは6時間が12時間ほどに感じるのであるが、試験を受けるほうは、6時間がそれこそ、あっという間に過ぎていった一日だったであろう。一日が終わって、外界の空気に触れると、ようやく6時間が6時間と感ずるいつもの時間感覚に戻った自分を認めることができた。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。