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2006/09/08

足立区の連携講座

三回にわたった足立区の連携講座が終了する日だ。今日は、目的地の近くに見つけた珈琲豆の自家焙煎の店「やなか珈琲店」で、一杯の珈琲をご馳走になってから、会場へ向かった。

これまでの三回の講座で、とくに目立ったのは、ボランティアによる講座のサポートである。たとえば、会場へ行く前に、控え室で雑談をして、リラックスさせてくださる方がいたりする。このように、緊張をほぐす配慮をしてくださったり、一言ではあったが、内容についての感想を言ってくださったりなど至れり尽くせりだった。

会場受付係から、会場内での案内係まで、分担が綿密に組織化されていて、人材の豊富さがよく理解できた。組織の、いわばスラック(たるみ・余裕)が感じられ、いつでも交代できるようなゆとりある体制が取られていて、これまでの経験の積み重ねを感じた。

これもソーシャル・キャピタルの現われである思われるが、この北千住でこのような厚意に遇うと、むしろ近代的なボランティアと言うよりは、昔ながらの古い街のコミュニティが復活されたのでは、と思わせられる。このような気分になってしまうのも、この土地柄の成せる技であり、不思議な感じなのだ。

また、足立区の生涯学習公社が企画を担当なさっていて、よくこのような抽象度の高い、難しいテーマを選んでいただけたと感謝する次第である。毎回、受講者からひと口感想文を集めて、機関誌を発行なさっていて、担当者の熱意を感じた。

その中で、「経済オンチの私としてははじめて銀行のからくりがわかったような気がします」などと書いてくださった方がいた。話をしていて、最初は難しい顔をしていた人が、議論が進むにつれて、わかったという顔になっていくのは、このような連続講座のたいへん良い点だと思われる。

帰り道で、受講者の方々と一緒になった。ひとりの方は、卒業論文を書く下準備として参加した、とおっしゃっていた。参考になったかな。もうひとりの方は、それまで貿易英語を大学で教えてきた方で、これからも経済関係の翻訳を行っていきたい、という専門家の方であった。

今回も感じたことだが、この現在の時代というものを肌で感じたいなら、このような講座で、いろいろな意図を持った人たちと話してみることが一番だということである。それは参加者にとってはもちろんのことであるが、わたしのような講座の担当者にとっても言えることだ。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。