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2006/08/05

駅前の喫茶店

Photo_6 昨日は、見落としてしまっていたが考えてみれば、駅前には何軒かの喫茶店が ある。いつもいそいで電車に乗ってしまうので、ほとんど寄る機会はないが、もっとも古くから看板を見かけるのが、「マルフク」というパン屋さんの喫茶部と、それから喫茶「かじか」である。

この「かじか」は、ずっと以前に、駅からすこし出たはす向かいの建物に料理屋として入っていたのではないか、とも思われるが、記憶は定かではない。かなり以前からではあるが、現在はほかの喫茶店などと一緒の雑居的な商店街の二階に入っている。

Photo_7 じつは入ってみて、これまでずっと気づいていなかったのだが、座席からまっすぐに見ると、窓を通してずっと数百メートル先に、わたしの生まれた家が見えるのだ。いまでは当時の土蔵だけが残っているだけだが。

今日も「かじか」に入ると、山から下りてきた山男たちが座席を占めている。「もう、つきあえませんよ」「いや、あのグループはごめんです」「責任持てませんから」「今回も、次からも、わたしにも限度がありますので」と、なにやら深刻そうな電話をかけている。Photo_4

そうだよな、山の仲間はすべて親密性が高いわけではないよな。昨日見たような典型的な山仲間というのは目立つけれども、実際には喫茶店などでじっくりと人間関係の調整が行われているのだ。

薪ストーブで黒く磨き込まれた店内では、今までどれほどの人間関係の葛藤があったのだろうか。思わず、コーヒーを一気に飲み干し、渇きを止めて店を出た。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。