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2006/08/03

答案の作成法

試験期間が終わり、採点期間に入っている。わたしの担当する科目は、だいたい記述・論述形式の試験を行っている。毎学期この時期には、数百の答案と格闘する毎日が続く。

論述形式でも、いくつかの出題形式が考えられるが、学生との関係を考えると、わたしの場合には講義・授業の一環を形成するような試験方式を選ぶことにしている。つまり、学生が問題を考えるプロセスのなかで、同時に自分から何かをつかみ取ることができるような方法を選んでいる。

と言っても、特別なことをしているわけではない。基本は材料を提供して、考えてもらい、その結果が試験に現れるような工夫を行っているだけである。試験とはまったく形式的なものだと、居直ってしまうことも可能だが、やはり学生との間で、やり取りがすこしでもあるようなことを目指したいと考えている。

それには、学生個人の思考したプロセスがこちらに伝わるような試験出題を心がけたいものだ。もっとも、(1)学生に自由に書かせるというのもひとつの案であるが、とりとめのない答案がいくつも出てくるのは、困る。それに(1)だと、試験ではなくむしろレポートを提出させるほうが良い。したがって(2)講義内容から記述をすこし限定できるような、観点を絞ったことを答えてもらう方法が良いのではないかと考えている。

問題の核心にある基本的なことを、いかに外さずに、さらに基本を越える論述を作成できるかが、答案作成の常道だと考えている。採点をしながら、つらつらと感じたことを参考までに記した次第である。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。