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2006/06/01

北大祭の模擬店

現代GPフォーラム開催のため、北大にきている。ちょうど北大祭の真っ最中にぶつかった。構内を南北に貫いている大きな並木道の両側に、学生達の模擬店が700~800mにわたって延々と並んでいる。

060602_104501_1みんな同じようなものを売っている。ヤキソバ、タコヤキ、コロッケなど。わたしたちのころと異なるのは、アルコール類を禁止していることだ。(写真のなかで「さらば 酒」と書いてあるのが、わかりますか)

こんなに同じようなものを売り、なおかつ、酒を売らないならば、なぜ客が来るのだろうか。明らかに、高校生や近所の女子大生達は、モノを目当てにきているのではないだろう。

それにしても、よく模擬店が成り立つなあと感心する。

テントの成り立つヒントになのかもしれない会話が聞えてきた。あまりに道が混んでいるので、テントの裏側をずっと歩いているときである。

「手伝おうか?」と女性がテントに声をかけると、それに答えて、「お願い!」という声がかえってきていた。もちろん、必要なければ、「あとでお願い」という答えがあるのだろう。

038よく観察すると、テントとテントの間には、かなりのスペースがあって、待機する 学生たちがおしゃべりを楽しんでいる。

つまり、路上で客引きを行う者、ヤキソバを作る者、後方で手伝う者、そしてさらに待機する者それぞれが、役割を交代させながら、テント・チームを支えている。裏からみると、テント生活は重層化されていることが分かる。

さらに、これだけ多くのテントがあると、テントのあいだを渡り歩いている者も見られる。おそらく、複数のサークルや教室、団体に所属するものが意外に多いのだと推測される。

想像するところ、テントの模擬店を成り立たせているのは、おおくは外から来る客なのは間違いないが、そればかりでなく、テントとテントの間を移動している学生達こそ、これらのテント群を成り立たせている関係ネットワークの本体であるように思えてきた。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。