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2006/06/11

人と車の関係

わたしの住んでいる横浜の弘明寺という町は、第二次大戦の戦火から逃れた街なので、狭い路地がそのまま残っている。

近ごろ、車の量が増えたため、路地の裏の裏まで車が入ってくるようになった。そのため、道幅が狭いところでは、車と歩行者とはまともに競合関係に入ってしまっている。

じっさい、路上で車を避けるのは至難のわざである。大げさに聞えるかもしれないが、片側のコンクリートの塀と、車との間に挟まれてしまうと、ほんとうに怖いし、きわめて危険だ。

ところが、最近になって事情が変わってきた。この路地の奥の狭い敷地に、住宅が建てられるようになった。いままで一軒建っていたところを壊して、二軒建てようということらしい。

このような小住宅開発には、批判が多いのも事実である。ミニ開発特有の性質を持っていて、建坪率ぎりぎりの設計で、昔の長屋同然の家が多い。

けれども、このことが幸いして、路地との関係はむしろ良い関係が見られる。塀が取り払われつつあるのである。家自体は、道に迫ってせり出してきているものの、この塀がないため、路上で車に圧迫されても避けることができる。

塀に押しつけられることはなくなり、塀の無いところには低層の花壇が作られており、その分、道に余裕が出来たのだ。

人と車との関係は、このようにまだまだ戦争状態であるが、路上では家の建て方次第で、その関係はきついものになったり緩いものになったりするのだ。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。