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2006/05/09

希望と人びとの結びつき

東大の社研にいるNさんから著書『希望学』が送られてきた。新書版で、一気に読ませる。

物資主義に飽きた日本社会の現状を切り取る枠組みという観点から見ると、この社研の希望学プロジェクトは、大変興味深いこころみだと思う。

この本の一章で、Nさんは、家族の期待や友人との結びつきが希望の要素としてはたらくことを調査分析から明らかにしている。たしかに、希望は本人だけでは不確定だし、作ってもむなしい事になる。たとえ社会のなかで挫折し、絶望が起こっても、最終的に希望に結びつけるところに、人間の奥深いところがあると言える。

たぶん、希望学プロジェクト内部では、いつでも使われていると思われるギャグで締めくくろうと思う。

「希望学プロジェクトだけが、唯一の希望だ」となったら、その社会はお仕舞いだ。

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プロフィール

  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。