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2006/05/23

喫茶店のネットワーク

来週に迫った北大での現代GPフォーラムの実行委員会があるというので、札幌出張。会議は午後からだったので、午前中札幌の喫茶店を散策。

南3条西5丁目にある「カフェ・ランバン」にはいる。常連客と思われる、近所から来た風のジーンズ姿の客が新聞を広げて、カウンター付近に陣取っている。

長く続く喫茶店には、必ず常連客がついていて、その客が「強い絆」を保っている。このような固定層が存在しないと規模の広がりは期待できないし、伝統や神話による相乗効果が見られない。固定客の存在というのが喫茶店文化の鉄則である。ランバンには、この雰囲気が充分あった。

060523_103901入ると左側のところに、縦長の太い柱にガラスが入っており、骨太でシックな温室風のつくりになっていて、明るく落ち着いたテーブルが用意されている。

ここに腰を落ち着けて、時間までの間、本を読む。その間に、ちょうど朝から昼にかけて、常連が引いて、ビジネスの客が変わって入ってきた。時間帯によって、さまざまな客層をひきつけていることがわかる。

帰りによく見ると、入り口の横から二階に上れるようになっていた。このような奥深さも必要である。今度来たときには、二階に行ってみようか、と思わせるつくりになっている。

もちろん、コーヒーの味は、良かった。わたしの好みのものがあった。このことが抜けていたら、始まらない。

北大では、会議が終わった後、以前話をしたことがあるTさんが、わたしのコーヒー好きを覚えていて、美味しいコーヒーを淹れてくださった。豆を近所の「あらびか」という喫茶店から買っているそうである。

札幌には、このように常連を育てる喫茶店が多く、その喫茶店独特の文化の厚みを感じさせてくれる。喫茶店の持つ強いネットワークがコーヒー文化には不可欠だと、ここでも再認識した次第である。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。