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2006/05/08

プロ仕様とは?

プロフェッショナルとは?という番組が流行っているが、わたしの印象からすれば、プロとはやはりそれらしいモノを持っていて、それに考え方が染みついているような人だな。

プロ仕様というといかにもプロが標準化されているようで安っぽく聞えてしまうが、実際のところ、プロ仕様のモノというのは手作りが基本だと思う。

自分で工夫して使っているというモノがなければ始まらない。

さて、前置きが長くなってしまったが、大学で講義をしていて、黒板がいつもきれいなのには驚かされる。

大学には、黒板拭き専門の職人がはたらいていて、大学の中でもっとも忙しい部門なのだ。

何しろ、5分から10分しかない休み時間のうちに、大学にあるすべての講義室の黒板を、毎時間ごとにきれいにして回らなければならないからである。

その数を考えただけで気が遠くなるほどである。

そこで登場するのが、それぞれの人が工夫したお手製の「黒板拭き」なのである。それは異常に長く作られていて、一度黒板を往復するだけで、すべての白墨の痕跡をぬぐい取ってしまうという代物なのだ。

このようなプロ仕様の「黒板拭き」のことを知らなかったときに、これが欲しくてどこで売っているんですか、と尋ねたことがあったが、笑われてしまった。

今日、プレゼンテーションソフト流行りで、黒板が使われない傾向もあるが、やはりその場で白墨をたたきつけて字を書いていく快感にはかなわない。学生を真に惹きつけたかったならば、たとえ字が下手でも、黒板を使うべし。

そして、プロの黒板拭き職人のご厄介になろう。

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