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2006/05/02

巨大な支配力

F君は、通信社に勤めて、世界の動きを察知し縦横に報告している友人である。いつも書物の世界に閉じこもっているわたしに比べ、数倍の情報量を持っている。

かれの最新作は、米国小売業「ウォルマート」に関する解説論文で、先日郵送されてきた。

それによると、「ウォルマート」が同業の「ターゲット」の追い上げにあって、苦戦しているということである。

何が危機なのかといえば、収益の上がらないところにまで規模を拡大してきたところにある。これまでは、その支配力にものを言わせて、収益の上がらないところでも相手の譲歩を引き出し、利益を向上させてきた。

けれども、やはり価格のみの効率性追求戦略には限界があるということらしい。個性的な販売戦略をとれないところで、収益を下げているというのが結論である。つまり、低価格商品と高級商品への消費の二極化が進み、この状況への対応が出来なかったということである。

最近、日本でもイトーヨーカ堂が価格の高い商品に挑んで、積極的に消費の二極化対策を講じている。

このような動きは、一部で見られるのではなく、今や米国を超えて、世界的な反応となってわれわれに影響を与えているのだ。物を媒介とする世界でも、目に見えずとも、急激な変化が起こっているのだ。

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