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2006/05/28

映画「トランスポーター」

久しぶりに、日曜洋画劇場を見た。リュック・ベッソンの「トランスポーター」だ。

おおかたの批評では、B級アクション映画ということになっており、わたしもそう思う。けれども、息もつかせず、カーチェイスが続くところや、カンフー的な闘争部分は、ハリウッド顔負けの運びの良さを示している。

これだけでも、勉強あとの気分転換には最高の清涼剤だ。

他にどこが気に入ったかと言えば、「トランスポート」というところである。本来、運び屋に徹しなければならない主人公が、単なる運び屋から、依頼人の事情に関わってくるところから、俄然面白くなる。

つまり、人間には、「橋渡し」型と「じっくり付合い」型という二つのタイプがある。そして、トランスポーターは、はじめは「橋渡し」だけにこだわって、なるべく依頼人にも届け先にも、関わらないことにする。ところが、人間は結局「橋渡し」だけでは活動することのできない動物であるということだ。

映画のなかで、輸送する品物の中身は絶対に見ない、というルールを課している主人公が、それを犯してしまうことから、事件が始まる。

トランスポーターがトランスポートに失敗して、トランスポーターではなくなることがこの映画の面白いところだ。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。