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2006/04/19

雑談の「ルール」

雑談にも法則性のあることがわかった。

社会と経済専攻の先生方は、仕事が一段落すると、Aさんが取り仕切るカンファレンス室へ集まってくる。

雑談はそこで生じるのだが、見ていると、この雑談はかなり長く続くことがある。みんな話し好きで、次から次へ話題が沸いてくる。

もちろん、話題の提供は雑談が発生する場合には欠かせない。けれども、始まってからは違う法則性が支配する。それは、「参加の出入りが自由である」ということである。

目的のある打ち合わせでは、このような自由は許されない。けれども、雑談のみ、出入りが認められている。次から次へ人が加わり、そこから出て行く。ふつうはそれで話が切れてしまうのだが、雑談はそれでも続く。

したがって、続くためにはさらにルールを加えなければならない。それは、一人の人が抜けても、話が続くような抜け方をしなければならないという規則である。

そして、最後に全員が一斉に雑談から退出して、めでたく雑談は終焉を迎えるのだ。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。