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2006/04/30

J.デップ「リバティーン」

J.デップの『リバティーン』を妻と見た。

リチャード2世時代の詩人ロチェスター伯であるジョン・ウィルモットを描いた映画だ。王に反抗し、時代に抗い、女性を好む人生を描いている。

寓話としては、古典的だと思う。グリークの「ペールギュント組曲」などで描かれてきたように、若くして結婚するが、家から出て人生の遍歴を重ね、しかし最後は家へ戻って、結婚相手に看取られる。

現代的だと思われるのは、遍歴途中に出会った熱愛の女性が自分から離れていくが、「愛人がいやだったのではない。あなたに飽きて、退屈だったのよ」と言わせるところである。

私生児を産み、育て、自己完結できる女性を描いてしまう。本来は、こちらのほうが映画になるところだ。

デップ演じるロチェスター伯は、いかにも情けなく描かれており、作者の意図を十分に表現していると思う。

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  • 坂井素思
    放送大学教員で、社会経済学領域を研究しています。